糖尿病の発症原因の一つに遺伝的要因があることが近年分かってきました。近親者に糖尿病の人がいるならあなたも関係しているかもしれません。症状や原因、予防方法、治療方法について詳しく解説しますので当サイトをご参考下さい。

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糖尿病は犬や猫もなることがある

血糖値が上がり尿に糖分が出てくる糖尿病、人間の病気として耳にすることが多いですが、犬や猫などの動物も糖尿病を発症します。
犬に多くみられる糖尿病は血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンの分泌が少なくなる状態。
猫の80~90%にみられる糖尿病はインスリンの働きが悪くなり、血液中の糖を細胞がうまく取り込むことができず、血液中に糖があふれる高血糖の状態です。

犬の糖尿病の初期症状は、食欲はあるのに体重が減り痩せて元気がなくなり、嘔吐や下痢、飲む水の量が増えて尿の量が増えるなどの症状がみられます。
症状が進行すると合併症として、目が白っぽくなってしまう白内障を発症する場合もあります。
猫の場合にも飲む水の量が増えて尿の量が増える、痩せる、白内障などの犬と同じような症状があるのです。
7歳以上から発症率が高くなるため、高齢で普段からあまり動かず食事の量が少ない猫の場合には気がつきにくくなってしまいます。
猫の症状には、普段は床につかない後ろ足のかかとを床につけたまま歩く異常歩行もあります。

犬や猫の糖尿病には、避妊・去勢と因果関係があります。
犬の場合はメスに多くオスの2倍の発症率といわれ、避妊手術していないメス犬の糖尿病発症率はさらに高くなります。
猫は犬とは逆にオスに多くみられ、去勢しているオスは避妊済みのメスよりも、1.5~2倍も発症率が高くなるのです。

ペットの糖尿病も人と同じように、遺伝的による先天的な要因や基礎代謝が落ちてしまう加齢、生活習慣などのいくつかの原因によって発症します。
犬と猫に共通する糖尿病の原因が肥満、高血圧の原因になりがちなおやつを大量に与えたり、運動不足は血液中の糖が取り入れられない高血糖を引き起こします。
また避妊・去勢手術など、ペットの糖尿病の主な原因は、飼い主が与えている環境が原因なのです。
初期症状のひとつである、大量の水を飲み尿の量が増える多飲多尿の異常が愛犬や愛猫にみられたら、早めに獣医師に相談して適切な治療を受けさせましょう。

飼い主が家で取り組むべきこと

犬や猫が糖尿病にならないために飼い主が家で取り組むべきことは人間と同じように食生活の改善や運動不足の解消などによる肥満対策が挙げられます。

犬や猫も中年以降で発症しやすいので特に十歳前後からは要注意です。
犬や猫も年齢を重ねると運動量が落ちてしまいます。
この時に今までと同じだけ食事を取っていれば肥満の原因にもなります。
運動不足は肥満の大きな原因です。
散歩や時には広い場所でできるだけ自由に遊ばせるなども糖尿病を予防するのに効果があります。

食事に関してはごはんの量をしっかりと管理して与えすぎないようにするのが大切です。
おやつもなるべく控えるようにしましょう。
喜ぶからといってあまり与えすぎないようにするのが重要です。
どうしても与えたい場合は主食のごはんを減らすなどしてカロリー摂取量が多くならないように飼い主がしっかりと管理してあげることが大切です。
飼い主が飼った時から運動不足にならないために配慮したり、過剰なカロリー摂取にならないように食事を工夫したりすることが大切な愛犬、愛猫を糖尿病から守ります。

雌犬の場合、避妊手術を受けると糖尿病の発症率が下がりますがホルモンのバランスが変化して太りやすい体質に変わってしまう場合があるので食事には十分配慮が必要です。
万が一、多飲多尿など糖尿病が疑われるような症状の場合はできるだけ早く動物病院に行き、獣医師の指示をしっかり守り糖尿病の進行を抑えていかなければなりません。
合併症として白内障を発症することがあります目が白っぽく濁るような状態になってしまいます。
適切な治療を施せば急激に寿命が短くなるようなことはありませんが糖尿病性ケトアシドーシスの場合は残念な結果になってしまう事もあります。
犬と猫で異なりますが、治療は主に食事の直後にインスリンを注射することが主になります。
獣医師からの指導があると思いますが、容量を間違えたり回数を間違えたりすることのないように気を付けなければなりません。
また食事療法も併せて行なっていく必要があります。
どのような原因で糖尿病になってしまったかという因果関係を特定するのは難しいので、自分で判断せず獣医師の指導をしっかり守り治療にあたる事が大切です。