糖尿病の発症原因の一つに遺伝的要因があることが近年分かってきました。近親者に糖尿病の人がいるならあなたも関係しているかもしれません。症状や原因、予防方法、治療方法について詳しく解説しますので当サイトをご参考下さい。

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痛風は糖尿病と併発することがある!?

遺伝子

痛風とは尿酸値が高い高尿酸血症を背景にして、過剰な尿酸が結晶化して関節に貯まった尿酸を排除しようと免疫細胞の働きで激しい炎症をきたす病気で、強い痛みを伴うのが特徴です。
痛風患者の方は合併症として糖尿病を発症することが良くあるのです。
糖尿病は血液中の血糖値が恒常的に高い状態が続く病気ですが、これに対して痛風では尿酸値が高い状態が基礎疾患にあります。
一見すると両者の病気に関係は無い様にも思えますが、どうして併発することがあるのでしょうか。

高尿酸血症は、尿酸値が高くなりがちな遺伝的素因があり、それに加えてプリン体を多く含む動物性蛋白質の過剰気味な、食生活が加わり発症する特徴があります。
バランスを欠いた食生活やストレスの影響により発症する点では、両者は共に生活習慣病としての共通性を持っているのです。
さらに脂質の過剰摂取や塩分の取りすぎなど、食生活に様々な問題点を抱えていることから、高脂血症と言った脂質以上や高血圧などの生活習慣病までも併発することも、間々見られます。

そのため痛風の元になる高脂血症のケアを行うことは、同時に糖尿病のケアを実践することにもつながります。
中でも問題なのは、肥満対策です。
糖尿病と高尿酸血症の患者さんに共通して見られる外形的特徴は肥満傾向が顕著なことです。
太り気味で血糖値が高い人が減量すると血糖値が下がるように、同時に尿酸値も下がる現象が起きます。
以前は痛風や高尿酸血症ではプリン体の摂取を控えることが重要視されていました。
しかし今日では食事のカロリー制限が何よりも大切と考えられています。
もちろんプリン体が多いのは好ましくないので、魚介や牛豚の肝臓等の摂取は控えるべきです。

肥満解消に運動を取り入れるのは効果的ですが、痛風発作のある方では激しい運動はむしろ、痛風発作を頻発させるリスクを高めます。
息が切れるほどきつい無酸素運動ではエネルギーを出すATP(アデノシン三リン酸)が生成されずに尿酸になってしまい、尿酸値がむしろ上昇するからです。

痛風の予防に取り組みましょう

尿酸の原料となるのはプリン体と呼ばれる物質で、プリン環という化学構造を持つ物質の総称で尿酸もプリン体の一つです。
プリン体は次のようなルートで作られたり体内にもたらされたりします。

第一は細胞の核にある核酸(DNA,RNA)が分解してできるルートです。
核酸は遺伝子として働きタンパク質を合成するなどの、重要な働きをしています。

第二はエネルギー代謝の過程で生成されるルートです。
エネルギーのもとである高エネルギー物質ATPという物質が運動・反応・代謝など生命活動に使われると、ADP(アデノシリン二リン酸)に分解されます。
普通ADPはリン酸という物質と結合して再びATPとなります。
ところが急激にまた大量にATPが使われると、ADPがたくさん出すぎるのでプリン体になって尿酸になります。

第三が食品に含まれるプリン体が体内に入るルートです。
カロリー制限を中心にした食生活は痛風治療の大きな柱になっています。

尿酸の産生と排泄のバランスがとれていれば、高尿酸血症は起きません。
ところが何らかの原因でバランスが崩れ尿酸が過剰に溜まってしまい痛風になってしまいます。
尿酸値が正常になっていれば痛風になることはなく、高尿酸血症にならないようにすることが大切になってきます。

食生活を中心とする食事のとり方に気をつけなくてはなりません。
正しい食生活を続けていれば高尿酸血症に併発しやすい肥満・高血圧症・糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながってきます。
尿酸値を保つことで腎障害や尿路結石・高脂血症などの合併症も回避することができます。
またストレスを感じると尿酸値は確実に上昇しますので、ストレスのない生活を心がけ激しい運動も急に行わないようにしましょう。

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